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「麻雀をやってみたけどアガれない」問題を解決する為のTips

タイトルの通り、ここでは”初心者でもとりあえず麻雀で遊べるようになる”ように説明をしています。そのため、できる限り内容を平易にするよう心がけており、一部実際のゲームとは少し異なる表現がありますが、意図的なもののはずなのでご理解いただければと思います。

 

麻雀初心者の方が読む場合、新しい単語の量や具体的な数字に気が向いてしまうかもしれませんが、とりあえず細かい数字や単語は覚えようとせず、難しく感じたところは読み飛ばして頂いて構いません。

記事全体に軽く目を通して、麻雀というゲームの流れやルールについて大まかに理解していただければ幸いです。

 

 

 

1.そもそも麻雀とは?

Q1.何をするゲームなの?

対局を始めると、まず最初に自分の手元に13個の(はい)が配られます。

ゲームが開始したら、積んである山から牌を1つ取り、手元の13個の牌からいずれか1つを選んで捨てます。

そうやって牌の交換を続けていき、13個の牌+1個の牌(今引いた牌)の、計14個の牌の組み合わせで、役を完成させることができればアガリです。

麻雀とは、このアガったときの役の点数や早さを対戦相手と競うゲームです。

 

麻雀未経験の方は、牌の数や細かいルールの多さなどから複雑そうな印象があると思いますが、根本的なルールはポーカーとさほど変わりません。

 

例えるなら、常に1枚しかカードが交換できないポーカーのようなものです。

 

ゲーム開始後に4枚のカードが配られ、

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その後山札から1枚を引く。

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次にいらないカードを1枚捨てる。

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これを繰り返していき、最終的に4+1枚のカードの組み合わせで3ペアやフルハウスなどの役が作れたとき、アガリを宣言すれば役に応じた点数を受け取る事ができます。

 

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大体このような流れで麻雀は進行していきます。

 

上の画像のように、あと1枚で役が完成する状態のことをテンパイテンパったと言います。

 また、実際の麻雀では4人、もしくは3人でプレイしますが、対戦相手が捨てた牌でアガることもできます。このとき、相手が捨てた牌でアガることをロン、ロンアガリと呼び、山から持ってきた牌でアガることをツモ、ツモアガリと呼びます。

 

ロンでアガった場合、点数は『捨てた牌でアガられたプレイヤー』の一人払いですが、ツモアガリの際は、アガったプレイヤーが他の三人から『役の点数の1/3ずつ』、3人で対局しているときには他の二人から『1/2ずつ』受け取ることができます。

 

2.麻雀の役って何?

Q1.どうすれば役ができるの?

先ほど説明した通り、手元の13個+1個の牌でアガリの形は作られます。

 

基本的に、役を作るにはこの14個の牌の内訳を3つの連なった牌×4(計12個)2つの全く同じ牌にする必要があります。

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ここで言う3つの連なった牌とは、同じ"数牌(すうぱい)"の中から連続した3つの数字、もしくは、3つの全く同じ種類の牌の事です。この3つ1セットの牌のことをメンツと呼びます。

 

少し複雑になってきたので、ここで1度、麻雀牌の種類について確認しておきましょう。

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今あげた牌が、1段目、2段目、3段目でそれぞれ別の特徴を持っていることがおわかりいただけるかと思います。

 

漢数字の下に萬と書かれているのが萬子(まんず)、丸い絵柄が描かれているのが筒子(ぴんず)、3つ節の付いた竹の絵が描かれている物を索子(そうず)と呼びます。

これらの数牌(すうぱい)にはその名の通り、1から9の数字が識別できるように絵柄が描かれています。

 

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次に上げた画像には、1枚の真っ白な牌を除いて漢字が一つだけ書かれていますね。

真っ白な牌も含めたこの7種類の牌をそのまま字牌(じはい)と呼びます。

 

また画像のように、字牌風牌(フォンパイ)と三元牌(サンゲンパイ)の2種類に分けられますが、この違いについては追々説明しますのでここでは一旦一括りに覚えましょう。

 

麻雀牌はこれらの萬子筒子索子からなる3種類の数牌と、字牌の4つに大別されます。

 

この項の最初まで話を戻すと、以上の牌を使って役を成立させるための条件、メンツ(3つの連なった牌)×4と、2つの全く同じ牌の組み合わせを作るには、

 

☆連続した数の数牌を3つ【これを順子(シュンツ)と言います】

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もしくは、

☆全く同じ数牌か、字牌を3つ【これを刻子(コーツ)と言います】

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これらのいずれかのメンツ(3つ1セットの牌)を4つ用意し、それに加えて、

 

☆全く同じ数牌を2つ【対子(トイツ)】

もしくは、

☆全く同じ字牌を2つ【対子(トイツ)】

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作れば良いということがわかります。

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ちなみに、対子の中でも特にこのガリ形に必要な2つの牌を雀頭(じゃんとう)、または(あたま)と呼びます。

 

例外的な役もいくつか存在しますが、麻雀のほとんどの役はこの形なので覚えておきましょう。

基本的にはこの形を目指して牌の交換を進めていくことになります。

 

Q2.役がないとどうなるの?

 前項で、メンツ×4+2(雀頭)の組み合わせさえできればアガれると思った方も多いかと思いますが、ここに麻雀の落とし穴があります。

 

 入門者の方で、人数合わせのために友人の麻雀に参加し、アガったと思い宣言したら「それ役ないよ」と言われガッカリした方もいるのではないでしょうか。以前の私もその一人でした。

当たり前ですが、ポーカーでは役がない時にアガれませんね。麻雀は4メンツ+雀頭の形にしただけでは役が付かないことがあり、この場合も当然アガることはできません。

 

上記の3×4+2の組み合わせが基本になるのは事実なのですが、ただそれを揃えるだけではアガれず、実際の対局でアガるにはいくつかの工夫と注意点に気を付けなければなりません。

 ここにきて、初心者を近寄りがたくしている鳴きの概念と、リーチが絡んでくることになります。

 

3.門前と鳴き

Q1.鳴きって?

では、鳴きとは一体何なのでしょうか?

 

きには、ポンチー、カンの3種類があります。

鳴くと、対戦相手が直前に切った牌を自分の手に加えることが可能です。

これだけ聞くと、鳴きはメンツ(3つの牌)を作りやすくなる非常に強い動きに聞こえますが、実際にはそれなりの制約とデメリットが存在します。

 

鳴きの制約

ここでは鳴きについて説明をしますが、もし説明が難しく感じた場合、カンはとりあえず覚えて頂かなくても構いません。ポンとチーを優先的に覚えるようにしましょう。

 

ポンは刻子(コーツ)、チーは順子(シュンツ)を作りやすくするためのルールです。

したがって、ポンをする場合は対戦相手が切った牌と同じ牌を2つ持っている必要があり、

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チーをする場合にはあと1つで順子ができる状態の2つの牌を持っていなければなりません。

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加えて、チーに限り自分の左隣の人からし鳴けません。

 

カンは他の鳴きと違い少し特殊で、すでに自分の手の中で刻子が完成しているときに対戦相手から4枚目の牌を貰うことができます。

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また、自分の手の中で4枚同じ牌がある場合にもカンは可能です。

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4枚1組の牌、つまりカンした後の牌をそのまま槓子(カンツ)と呼びますが、槓子はアガりにおいては刻子と同様に扱われるので、新たに刻子や順子を作れるポンやチーと違い、刻子槓子にするカンをしても早くアガれるようになる、とは限らない点でも他の鳴きと違った性質を持ちます。

アガりを目指すだけならあまり必要とされないカンですが、カンは自分の手を高くできることもできます。(後述)

 

鳴きのデメリット

鳴きのデメリットはいくつか存在します。

まず、ポンやチー、カンをして作った刻子、順子、槓子はその対戦中公開し続けなければなりません。つまり、自分がどのような手を作っているのか、狙いが読まれる危険性があります。 

また、鳴いて作ったメンツはその対戦中は固定され、崩すことができなくなります。これによって後から”より良い牌”が引けた場合でも、更に高い役を目指す、といったことができなくなります。

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最後に、これが最も大きなデメリットですが、鳴くとアガった際の役の点数が低くなったり、最悪の場合役がなくなりアガれなくなる可能性があります。

これが初心者が陥りやすい、最も大きな麻雀の罠であり「初心者は鳴かない方が良い」と言われる1番の要因です。

 

他の人から牌を貰う分アガりやすいので役が安くなるのは当然としても、なぜアガれなくなってしまうのでしょうか?

それを知るにはまず、リーチについて先に知る必要があります。

 

Q2.リーチって?

では次に、リーチについて学びましょう。 

リーチは、メンゼンでテンパイしている時”のみ任意によって行うことができます。

※テンパイ...あと1枚で4メンツ+雀頭になる状態のこと。

 

メンゼンについて

面前(メンゼン)とは、1度も牌を鳴いていない状態を指します。 

鳴いた方がより早くテンパイに向かうことができますが、メンゼンでは鳴くのに比べて手の進みが遅い代わりに、いくつかのメリットを持っています。

 

説明が遅くなりましたが、麻雀では役の強弱を(ほん)という単位によって表されます。

一番安い役から順に一翻、二翻...といったように、より作りにくい役であればあるほど翻数は高くなっていき、翻数に比例してアガったときに貰える点数も大きくなります。役の種類によってはアガリの際にいくつかの役を重複させることもできるので、複数の役を合わせることで翻数をより高くすることもできますが、逆に最低でも一翻はないと点数を貰えないどころかアガることすらできません。

 

当然、メンゼンの方が手が作りにくい分、役の翻数が大きくなります。(メンゼンにおける1つ目のメリット)

そして、メンゼンでのテンパイという状態でしかできないリーチは、それだけで一翻の役になります(2つ目のメリット)。加えて、リーチ以外にもメンゼンでなければ成立しない役が複数存在します。(3つ目のメリット)

 

つまり、”役がないとどうなるの?”でお話しした、4メンツと雀頭と作ったのにアガれない問題の原因は、大抵の場合鳴いてしまったことによってリーチを始めとするメンゼンでしか成立しない役を潰してしまうことに起因します。

このアガれない問題を解決するには、メンゼンで手を作ってリーチをするようにすれば、簡単に解決することができるということです。

 

Q3.じゃあ鳴かない方がいいの?

となると一転、鳴きという行為がとても弱く感じてしまいますが、要はリーチをせずとも一翻以上の役が付くように手作りをしてあげれば良いのです。

ついで、強力なリーチにも1つだけデメリットが存在し、リーチをしてしまうとその後一切牌の交換ができなくなります。つまり、自分がアガるか相手にアガられるかするまで延々と持ってきた牌を切り続けなければなりません。後からどんなに良い牌が来ても交換できないのはとても大きなデメリットと言えるでしょう。

 

 とはいえ、麻雀にあるいくつかの役を覚えるまでは「どの役がメンゼンでないとダメで、どの役が鳴いても成立するか」の判断が難しいでしょうから、ある程度知識を付けるまではメンゼンの方が良いのは確かです。

ここで改めて、メンゼンと鳴きのメリットとデメリットについておさらいしておきましょう。

 

メンゼンのメリット/デメリット 

・メリット

1.テンパイまで漕ぎつければ、リーチでとりあえず一翻は付く。

2.リーチ以外でもメンゼンでしか成立しない役を付けることができる。

3.鳴きと比べてアガった時の翻数が大きくなる。

4.鳴きと違い(リーチするまでは)手が固定されないので、自由に変化させることができ、牌も公開しないので相手に手を読まれにくい。

 

・デメリット

1.手が進むのが遅い。引きが悪ければアガりどころかテンパイにすら至らない事も。

2.リーチをすると、アガるまで一切牌の交換ができなくなる。

 

鳴きのメリット/デメリット

・メリット

1.テンパイまでがかなり早くなる。

2.手が進むのが早い分方針を固めやすい。

 

・デメリット

1.よく考えて鳴かないとアガれなくなる。

2.翻数が低くなってしまう。

3.鳴いた牌は固定されるので、鳴く度に牌の入れ替えが不自由になる。

4.鳴いた牌は公開されるので、相手から狙いを読まれやすくなる。

 

Q4.覚えておいた方が良い役は?

 リーチや鳴きについて理解したところで、麻雀にはどんな役があるか、実際に見てみることにしましょう。

一度に全ての役を覚えるのは大変でしょうから、ここでは対局で頻出するものや、運の要素が比較的低く方針として向かいやすいものに絞って掲載します。

鳴いても成立する役は黒字、鳴くと点数が下がる役は青字、成立しない役は赤字で記載します。

 

一翻

立直(リーチ)

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メンゼンでテンパイしたとき、リーチを宣言することで成立する役です。

条件がメンゼンでのテンパイだけなので実際の対局でもよく出現します。

 

役牌(やくはい)

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鳴き(副露)のリーチ的な存在。

 上で紹介した字牌の内、三元牌(白、發、中)、もしくは風牌(東、南、西、北)で場の風自分の風の牌刻子(全く同じ3枚の牌)を揃えるだけで成立する役。

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画像では東が場の風、北が自分の風ですね。

鳴いても成立し手軽に1翻付けられるので、役牌を2枚持っているときはポンすれば簡単に上がる ことができます。

 

断么九(タンヤオ)

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数牌のうち、1と9を除く牌で構成すると成立する役です。 字牌もNG

この役も鳴きが許され、役牌と違いチーもできるのでとにかく早く上がりたい時向け。

 

平和(ピンフ)

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順子(3つの連続する数)と雀頭のみで構成される役です。刻子と役牌は×

こちらはタンヤオと違いメンゼンのみなので鳴く際には注意しましょう。 

 

一盃口(イーペーコー)

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同じ順子(画像では萬子の3,4,5、五萬待ちテンパイ)があれば成立する役です。

単純で覚えやすいですがこれもメンゼンのみ。 

 

二翻

対々和(といとい)

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ピンフと対を成す、刻子雀頭だけで構成される役です。

鳴きOKな上に2翻役なので狙いたくはありますが、初心者には中毒性が高いので頼りすぎには注意しましょう。 

 

七対子(チートイツ)

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対子のみで構成される役です。(画像は八索待ちテンパイ)4メンツ+雀頭の法則から外れる例外的な役。

 カードゲームなどでも手札でカードがダブっていると七対子に例えられるので名前の知名度は高いのではないでしょうか。

トイトイと似ていますが、トイトイと比べて早さは劣り柔軟性は高いです。

 

三色同順(サンショク)

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 萬子、筒子、索子それぞれで同じ順子を作ると成立する役です。(画像では5,6,7)

鳴きでも成立しますが、鳴いた場合は1翻になります。

 

一気通貫(イッツウ)

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萬子、筒子、索図の内いずれかで1~9まで揃えると成立する役です。(画像は3萬待ちテンパイ) 

これも鳴きアリですがその場合1翻。

 

混全帯么九(チャンタ)

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手牌の内、数牌による順子か刻子のすべてに1か9が入っていると成立する役です。

2~8の数牌で構成するタンヤオの逆ですが、こっちは字牌が入っててもOK。

これも鳴いたら1翻。

 

三翻

混一色(ホンイツ

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手牌の数牌を全て萬子、筒子、索子のいずれかに統一すると成立する役です。

方針として目指しやすく鳴きもOKで強力ですが、必然的に捨て牌に索子や筒子が並んでしまったりするので他のプレイヤーから狙いを読まれやすいというデメリットもあります。 

 

六翻

清一色(チンイツ)

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 ホンイツからさらに字牌も排除し、手牌の全てを萬子、筒子、索子で統一することにより成立する役です。

かなり難易度は高いですが、鳴いても5翻という破格の強さを持ちます。

 

 

とりあえず方針が分かりやすい役に絞って記載しましたが、ここに掲載しなかった役も数多く存在するので気になった方は他のサイトなどで調べてみるとよいでしょう。

 

5.実戦編

Q1.対局の流れについて

麻雀でも他のギャンブルと同様に親と子の概念があります。

山から牌を引く順番は、親から順に反時計回りになります。

 

親とは

親は一人の決められたプレイヤーだけがなるものではなく、プレイヤー全員が順番に親になることができます。

親のプレイヤーがアガった場合、子の時の1.5倍の点数を受け取ることができますが、逆に、子のプレイヤーがツモアガった場合には他の子の2倍の点数を支払わなければなりません 。

一局終了ごとに親の権利は他のプレイヤーへと順々に移っていきますが、親がアガったときはそのプレイヤーが次の局も親を続けることができます。これを連荘(レンチャン)と呼びます。

 

Q2.ドラって何? 

 麻雀に少しでも触れたことがある方なら耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ドラとは、アガった時にボーナスが貰える牌の事を指します。

ドラになる牌は1局毎に1枚ランダムに選出される他、カンをしたり、リーチをしてアガった時にも増やすことができます。

アガった際にドラを持っている場合、1枚につき1翻点数が高くなりますが、あくまでドラは追加ボーナスであり、ドラを役としてアガることはできません。

 

Q3.牌の切り方は?

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Q4.フリテンとは?

 麻雀では、すでに捨てた牌を含む待ちでのロンアガりを禁止するルールがあります。それがフリテンです。

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 この画像は七対子の八索(索子の8)待ちテンパイですが、すでにこの局で八索を切っている場合、フリテンになりロンすることはできません。

フリテンの状態でもツモアガリは可能ですが、この状況であれば八索を何か別の牌と入れ替えて違う待ちにし、フリテンを回避した方が賢明でしょう。

 

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 これは"中"の役牌テンパイで、待ちは六索と九索の両面待ち(リャンメンまち、画像のように6でも9でもアガれる状態)ですが、すでにこの局で九索を切っている場合、九索はもちろん六索でもロンアガリすることができません。

 これがすでに捨てた牌を”含む”待ちでのフリテンです。

 

6.ネット麻雀はどこでやれば良いの?

Q1.セガネット麻雀(MJ)と雀魂はどっちがいい?

 他にも麻雀をプレイできるアプリやサイトはいくつかありますが、ここでは普段僕が触っているこの2つのアプリについて比較したいと思います。

 

まずMJ麻雀の長所としては、対局中のアシストが多く初心者でもわかりやすい造りになっています。これがかなり大きく、極論、ルールをほぼ知らない人でもそれっぽく打てる程度には易しいです。事実僕もルールを理解していない状態からMJで打ちながら覚えたところがあります。

演出やプロ雀士の実況による盛り上がりもとても楽しめます。役満ツモの演出を自分で体験したときの高揚感は、他のアプリでは得難いものがあります。

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あとはアプリがかなり軽いです。僕のスマホアプリは重いアプリだとほとんどまともに機能しないぐらい古いものですが、それでも全く不自由なく遊ぶことができます。

 

次に、雀魂の長所ですが、やはり何と言ってもアバターが今風でかわいいところ。その為もあり、オタクTwitterユーザーを中心に流行してきているので、友達と遊びたい!という方はこちらの方が良いかもしれません。

また、対局のログに関するデータが充実しているので、自分の成績を眺めて考察したりプレイに活かしたいという方にもオススメです。

 

短所はそれぞれの長所の逆になります。僕の化石スマホだと雀魂はプレイできないので雀魂はPCで遊んでいます。

 

特にアバターなどにこだわりがない場合にはMJを強く推奨します。雀魂の長所に「対戦成績が残るので眺めて楽しめる」と書きましたが、それ故に初心者のころのログも残ってしまうので、まずはMJでルールを理解し、大体覚えてきたら雀魂に移行を考えると良いかと思います。

 

Q.2四麻と三麻はどっちがいい?

 四麻と三麻は、文字通り4人でプレイする麻雀と三人でプレイする麻雀という意味ですが、ただ人数が違うだけでなく、ルールにもいくつかの違いがあります。

代表的なのは、三麻にはチーがないということと、萬子の2~8が抜かれているというところです。

 

結論から言うと、初心者の内は三麻を推奨します。

理由としては、チーがないことでよりわかりやすいゲームであることと、萬子の2~8が抜かれているおかげで相対的に筒子、索子を引く確率が高まっており役を作りやすい為です。もちろん役牌も引きやすいので、とりあえず役牌ポンで1翻、という狙いもやりやすく明快です。高い役も作りやすいので挑戦してみるのも良いでしょう。

 

四麻についてですが、初心者が四麻で役を作ろうとしてもこれがなかなか難しく、アガりの楽しさを味わう機会が少なくなってしまうかもしれません。

とはいえこれは好みの問題なので、自分で実際に遊んでみて、ピンと来た方を選ぶといいと思います。

 

7.まとめ

さて、始めは短く簡潔にまとめようと書き始めた本記事ですが、いざ書き始めてみると説明を加えるたびに(あれも書いておかないと...)と思うことが多く、つい長くなってしまいました。

「麻雀をやってみたけどアガれない」問題を解決する為のTipsという題で書きましたが、題名に沿って記事の内容をまとめるとするなら、

 

①まずは4メンツ1雀頭の形を目指す

②役牌ポンは積極的に

 ③役が付くかわからない時は、鳴かずにメンゼンで手を作ってリーチ!

 

 こんなところでしょうか。

 

自分自身それほどまでに麻雀の理解度が高くなかったことと、できるだけ麻雀の単語を1から説明するように努めた結果、ずいぶん記事作成に苦労してしまい読みづらくなってしまっているところもあるかと思いますが、読んで頂いた方にとって少しでも麻雀への理解の助けになっているのであれば幸いです。

 

いつかこの記事を読んでくださった方と麻雀ができる日を楽しみにしています。

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