俺のログには何もないな

ハースストーンや歴史、その他日常の出来事について

【雑記】ハースストーンを始めたきっかけ

 自分は今でこそハースストーンをよくやるようになったが、大学生になるまで全くカードゲームをやったことがなかった。

 

 

 子供の頃、同級生の間でデュエルマスターズをプレイしている人がそれなりにいた。親しい友人もやっていたが、自分は傍で見ているか他のゲームをやったりして実際にプレイすることはなかった。

 

 理由としては、新しくルールを覚えたりするのが億劫だった事。1枚1枚のカードに書かれている効果を1から理解してカードも揃えて...ってするぐらいなら他にゲームをやりたいと感じた。

 

 思い返せばコンピューターゲームじゃないボードゲームなどで子供の頃からルールを理解していたのは将棋とチェス、オセロぐらいのもので、大人になってからもその種類はほとんど増えていない。最近も囲碁や麻雀に興味を持ちつつ、手を出せないでいる。

 

 コンピューターゲームは説明書を開かなくてもプレイしていけばある程度理解していける。どのゲームにおいても十字キーやアナログスティックを操作すればキャラクターが動くという原則は変わらないし、それに、コンピューターゲームはできることに制限がかかっている。この制限によって「次どこに行けばいいか」「何からやればいいのか」右も左もわからないプレイヤーにとってある程度の指針になってくれる。

 

 ただ、ボードゲームはそれがない。自分から調べるか、友達から少しづつ教えてもらうか、とにかくプレイの外でルールを知る必要がある。

 ゲームを買ったら説明書を読まずにプレイしたい自分にとってそもそもアナログのカードゲームが向いてなかったんだろう。

 

 大学生になってから、高校の頃仲が良かった友達とスカイプで通話をしながらゲームをやっていた時期があった。無料のブラウザゲームスマホアプリなどをしたり、同じゲームハードとソフトを買いそろえて一緒にオンラインでプレイしたりして、元々仲が良かったのもあってとても楽しく遊んでいた。(自宅の両親の就寝時間の関係で自重せざるを得なくなったが)

 余談だが、実はスプラトゥーンもこの頃友達から勧められたもので、ここで友達が話題に出さなかったらTPSをやったことがなかった自分はスプラトゥーンを買っていなかっただろうし、ゲームを通じての知り合いもできなかっただろう。

 

 ハースストーンもこの頃に友達がプレイし始めて勧められたもので、最初はカードゲームに対して食わず嫌いになっていた自分はあまり乗り気じゃなかったが、友達二人が通話している中自分だけ蚊帳の外というのも寂しかったので渋々始めた。

 

 

 本題のハースストーンの話に入るが、これはデジタルカードゲームである。何が言いたいか察しが付く人もいると思うが、ハースストーンはカードゲームでありながら、やれることに制限がかかっている。これにより、どのタイミングでどのカードが使用できるのかが明確になっている。

 

 これはそれまでカードゲームをやってこなかった自分にとってありがたいもので、上述した「ルールを完全に理解してなくても実際にプレイしながら学ぶ」ことが可能になっている。最初にあるチュートリアルは初心者の自分にとって少し面倒くさく感じられたが、それが終わってからは特にストレスなく遊ぶことができるようになっていた。

 

 それに加え、ハースストーンはカードに書かれているテキストが短い。

 

 少し後の話になるが、自分がハースストーンに慣れた後、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)のデジタル版がリリースされた。MTGは元々アナログのカードゲームで、ハースストーンの元になったゲームだということでその頃から名前は知っており、興味を持っていたのでプレイしてみることにした。

 やり始めて驚いたのはそのテキストの長さ。特に長いカードは説明文のところでスクロールして読む必要があった程で、文章を理解するのに結構な苦労をした覚えがある。

 元々アナログのゲームなのでデジタルのゲームより説明を詳しくする必要があるのだろう。

 

 一方ハースストーンは単語(キーワード)になっているいくつかの基本的な効果を理解すれば、ほとんどのカードについてどのような効果を持っているのか瞬時に理解することができる。これにより初心者がカードをプレイするたびに説明文を読むことによるテンポの悪さが解消されている。

 実際開発も効果がわかりやすくなるように努力しているようで、過去にあったキーワード効果が削除されたり、逆にテキストを短くする理由でそれまで文章で書いてあった効果がキーワード化されたりしている。新規のユーザーが理解しやすいようにするための配慮だそう。

 

beerbrick.com

 

 他にカードに書いてある物といえば、カードをプレイするために必要なコストと、スタッツと呼ばれるそのモンスターが持つ攻撃力と体力。

 これもほとんどのカードが1桁の数字で表されているのでわかりやすい。

 

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 直観的にプレイしやすいUIと、理解しやすいキーワード効果、スタッツ。これらのおかげでカードゲーム初心者だった自分も、ハマる前から飽きたりすることなく継続的に楽しめている。

 

 ハースストーンに続きシャドウバースやドラゴンクエストライバルズなどがリリースされ、デジタルカードゲームというジャンルが流行したのはゲームそのものの面白さに加えてこういうわかりやすさが1つの要因になっているんじゃないかと思う。

 

 

 基本無料なので気軽に始めることができるし、自分のようにカードゲームを食わず嫌いしていた人もやってみてはいかがだろうか。